日本刀で人を斬る

日本刀は刃物の中でもよく斬れる武器で、よく青竹やいぐさを使った専用の物で試し斬りも行われています。実際に切れ味も良いのですが、実戦ではどうなるでしょうか。相手は生きている人であり、その場で動かない青竹やいぐさとは全く違います。しかも動きがあるだけなく、それぞれ甲冑などを着て身を守っているのです。攻撃を防ぐことに特化している鎧に対しては、どれだけ切れ味のいい日本刀であってもダメージを入れることが難しくなっています。そのため、実戦で狙うとしたら鎧の継ぎ目となります。人体の可動部となるので、膝や肘、首などが該当します。さらにここに攻撃をするためには、鎧通しと呼ばれる厚い短刀を使わなくてはなりません。しかし、そもそも敵は動いていますし、さらに一部分を狙って攻撃するというのは非常に難しいとされていたそうです。

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